今日はちょっとしたボランティア活動に。
入院中の子供たちと共に過ごした時間は、私にとってもとても素敵な時間となりました。
実は私、幼少期に長い間入院生活を送っていました。
病院の中では、窓の外に見える景色だけが唯一感じられる季節で、外に出ることも友達に会うことも許されませんでした。
面会は数時間。両親のどちらかのみ。子供は面会禁止でした。
昨日まで仲良く遊んでいた友達が死んでしまうこともありました。
急にいなくなり、ベットがきれいに掃除された後の冷たい空気。
自分の中に穴があいてしまったような喪失感。
小さいながらに「明日があるかわからない」というような恐怖感を感じていました。
そんな毎日でも楽しいことはありました。
友達とのおままごと。おやつの時間。ボランティアさんが来て、読んでくれる絵本や粘土遊び。季節を感じられない私たちに写真やビデオをみせてくださいました。
私にとっては、特別な時間でした。
白黒みたいな記憶の中に、とても色鮮やかに残っているのは、ボランティアさんたちと過ごした時間です。
この記憶が私がボランティアをはじめたきっかけでした。
お金や物を送ることだけがボランティアではありません。
何もしないよりはずっといいことだけれど、もっと身近にもっと大切なことがあふれています。私たちが出来る範囲のことでいいのだと思います。愛と思いやりのこころで。
マザー・テレサの言葉を思い出しました。
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お金をあげるだけで、満足するのはやめましょう。
お金だけでは十分ではないのです。
お金なら、手に入れることもできます。
私は多くの人たちに、もっとその手を使って奉仕をし、
心で愛してほしいのです。
どんな国にも、街にも、家庭にも、
あなたの奉仕や愛を必要としている貧しい人がいることに気付いてください。
そういう人々のもとへ行き、もっとも求められているところで、
愛と思いやりの心で、与えましょう。
皆と、愛することの喜びをわかちあいましょう。
(マザー・テレサ)
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今はとても健康な私ですが、かなり大きな病気やケガを経験しています。そのときの体験や感じたことが、今の私にとても大きく影響していると思います。いつも感謝の気持ちであふれています。
ありがとうございます。
生きていること。健康であること。
すべてに感謝します。